若夫婦と御両親が共に暮らす長野市街地の家です。
コンクリートとアルミパネルを意匠とした都市型デザインの、シャープでお洒落な、現代的住宅の未来像がコンセプトです。
玄関です。

アプローチは車3台分のパーキングエリアが確保されています。

コンクリートの壁はオブジェとして考えました。

玄関ドアはもちろん手造りのオリジナルドア。
ポーチ灯はセンサー付きで、人が近づくと反応して明かりが灯ります。
玄関ホールです。

お出かけ前の衣装のチェック用に大きな鏡を取り付けました。鏡の奥はコート掛け収納となっています。

下足入れは勿論オリジナル製作品。パネルヒーター完備となっています。
居間空間です。

都市型住宅なので近隣の視線を避けるため、上部からはトップライトによる明り取りを採用してプライバシーを確保しています。パジャマ姿で歩き回っても全然平気な空間となっています。
左手にあるのはオリジナルテレビ台。上の格子はエアコンの吹き出しです。
全てのものを建築化し、一体化してデザインしています。こうすることで災害時も安全ですし、空間も整理されて小奇麗な暮らしができます。
居間空間を見下げます。

床は信州唐松のフローリング。
このフローリングは職人難波の手による最高の作品です。僕はフローリングの選定には…うるさいんです。

塗料はドイツのナチュラルオイル。
壁は玄人好みのシナ合板で仕上げています。大工さんは…さぞや泣いたことでしょう。
食堂から居間を見ます。

外部のデッキスペースは暮らしのイメージを広げます。ヨーロッパ的なカフェの空間にもなり、子供達の遊び場にもなり、親は常に目配りができるようにプランも考えました。
食卓テーブルもオリジナル製作とし、空間にあわせています。
デッキ奥の塀際のベンチも意外とよいもので、ついつい腰掛けてしまいます。
食堂です。

壁面はカウンターを造り付けて、パソコンやミニ書斎的に使えるよう考えています。吊り本棚もかなり有効に利用されているようです。
住まいは、このように小さな収納が有ると無いとでは暮らしがまったく違います。
すっきりと暮らす上でのポイントですよ。
製作家具はコストが掛かりますが、既製品を買い増ししていくことを考えれば、是非こだわりたいところです。
キッチンです。
これもオリジナル製作キッチン&製作食器棚です。
いろいろな工夫がされています。説明は複雑で…内緒にしておきましょう。

普通のシステムキッチンより使いやすいことは勿論、様々なメリットがあります。料理研究家が皆、自分に合わせたオリジナルキッチンを使うように…。
デッキから見上げます。
2階には家族用のバルコニーと若夫婦専用のプライベートバルコニーが存在しています。かなり素敵なものです。デッキと家族バルコニー。そしてプライベートバルコニーがあるってことは、これもまた、暮らしが違ってきます。

バルコニーは長さより奥行きが大切です。布団干し程度にしか使われていない現実を考えれば理解していただけますよね。高いお金を掛けても、結局布団干しとしか使われないとしたら、都市部の地価が高い場所ではナンセンスです。心にゆとりを持って生活するために、こういうスペースを考えるべきでしょう。
               

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君島 弘章

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